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ファブリック帯の本」その2

まず、私が着付けについて、
何も分からなかった時に思っていたこと。

「目で見て確認しずらい背中に手をまわして帯を結ぶんだ・・・」
「後ろで結んだり、帯枕を背中にあてたりって、
慣れない腕の動きをするから、腕が痛くなってきちゃった・・・」

そんな気持ちでいました。


できれば、ちゃんと目で見てしっかりと確認しながら結べるように、前で結ぶカタチがいいな・・・


浴衣の半幅帯を結ぶ時には、前で結んで後ろへまわしますよね。
「浴衣だったら自分で着れる!」という方は、意外といらっしゃるんです。
それはきっと、「前で結べるから」「簡単だから」。

名古屋帯を結ぶよりも、カジュアルで簡単なイメージがあるからだと思うのです。


なので、まずは「前で結ぶ」こと。
最も優先して考えました。



そして次に思ったこと。

慣れないうちは、いろんなところに気を取られてしまうから、
帯をカラダに一生懸命巻いているうちに、
自分の足に長い帯が絡み付いてしまったり、踏んでしまったり・・・

足元にあまっている帯を気にしながら、カラダに帯を2回まわしていく・・・


当時の私は、それも「大変だなぁ・・・・」と感じていた理由のひとつでした。



なので、それも解決できるような帯結びだったらいいな。




ちゃんと目で見て確認できて、後ろに手をまわすような無理な姿勢にならなくてすむように、
まずは「前で結ぶ」こと。

そして、「ぐるぐると帯をカラダに回さない」ということ。


この2つを最初のテーマとして、帯結びを考えるところから始めました。



つづく
by fabric-obi | 2009-04-07 00:00 | ◆ファブリック帯ができるまで
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