ファブリック帯の本」その2

まず、私が着付けについて、
何も分からなかった時に思っていたこと。

「目で見て確認しずらい背中に手をまわして帯を結ぶんだ・・・」
「後ろで結んだり、帯枕を背中にあてたりって、
慣れない腕の動きをするから、腕が痛くなってきちゃった・・・」

そんな気持ちでいました。


できれば、ちゃんと目で見てしっかりと確認しながら結べるように、前で結ぶカタチがいいな・・・


浴衣の半幅帯を結ぶ時には、前で結んで後ろへまわしますよね。
「浴衣だったら自分で着れる!」という方は、意外といらっしゃるんです。
それはきっと、「前で結べるから」「簡単だから」。

名古屋帯を結ぶよりも、カジュアルで簡単なイメージがあるからだと思うのです。


なので、まずは「前で結ぶ」こと。
最も優先して考えました。



そして次に思ったこと。

慣れないうちは、いろんなところに気を取られてしまうから、
帯をカラダに一生懸命巻いているうちに、
自分の足に長い帯が絡み付いてしまったり、踏んでしまったり・・・

足元にあまっている帯を気にしながら、カラダに帯を2回まわしていく・・・


当時の私は、それも「大変だなぁ・・・・」と感じていた理由のひとつでした。



なので、それも解決できるような帯結びだったらいいな。




ちゃんと目で見て確認できて、後ろに手をまわすような無理な姿勢にならなくてすむように、
まずは「前で結ぶ」こと。

そして、「ぐるぐると帯をカラダに回さない」ということ。


この2つを最初のテーマとして、帯結びを考えるところから始めました。



つづく
[PR]
# by fabric-obi | 2009-04-07 00:00 | ◆ファブリック帯ができるまで

「ファブリック帯の本」その1

こんにちは。大竹です。


「ファブリック帯結び」教室・体験モニターに
たくさんのご応募をいただきありがとうございます!

この「ファブリック帯結び」が、
カジュアル着物をより楽しむきっかけとなれば、
こんなに嬉しいことはありません。

今回は、その「ファブリック帯結び」についてお話しさせてください。



そもそも、今回なぜ「ファブリック帯結び」というものを考えようと思ったのか?


私は、くるりの着付け師として、今までたくさんの方の着付けをさせていただきました。
そのお客さまとの会話の中で、一番多く聞く言葉が
「自分で着れたらいいんだけど、なかなか帯が結べなくて・・・・」というもの。

確かに、帯結びって簡単ではないですよね・・・



でも、

「慣れれば簡単に結べるよ!」

これも良く聞く言葉。



しかし「慣れれば簡単に結べるようになる」ことは、誰もがわかっている事だと思うんです。

ただ、その「慣れる」ところまで行くのが大変なんですよね。



確かに自分で着るよりも着せてもらったほうが、綺麗な着姿になるのかもしれない。
それに着せてもらうって、やっぱりラクですしね・・・(笑)

なので、結婚式などに行く時のフォーマルスタイルは、
着せてもらうというカタチで、私はいいと思っています。


でも、そういったフォーマルなシーンではなく、
日常の中で楽しむカジュアルスタイルは、
ちょっとくらい崩れていたって気にしないくらいの、
もっと気楽に楽しめるものであり、楽しみたいもの。

それに、自分で着るからこそ、愛着もわくでしょうし、
より一層楽しめるのではないかな、と思うんです。


誰でもささっと結べるような、もっともっと簡単な帯結びがあれば、
もっと着物を着ようと思ってもらえるでしょうし、
着たいなって思ってもらえるんじゃないかな・・・

それに「慣れ」るためには、着ないと何も始まりませんから・・・


なので、まずは着物を着ることに「慣れ」ていただけるよう、
フォーマルではなく、カジュアルシーンにテーマを絞って、
誰でも簡単に結べる帯結びを考えてみよう。

それが、すべての始まりでした。




「誰でも簡単に結べる帯結び」


誰でも簡単に・・・
さて、どうしよう・・・


そう思った時に、
私も最初は着物や帯、そして着るために必要な着付け小物などなど・・・
分からないことだらけだった事を思い出しました。


「あの時の自分だったら、どんな帯結びならば『あ、簡単だ!』って思うのだろう?」と、
その何も分からなかった時の気持ちを、もう一度思い出しながら、
『誰もが結べる』そんな帯結びを考え始めたのが、
「ファブリック帯結び」の第一歩でした。

a0123688_2358324.jpg



つづく
[PR]
# by fabric-obi | 2009-04-06 00:00 | ◆ファブリック帯ができるまで